外壁塗装の最大の役割といえば、防水効果です。外壁塗装をしてしばらく経ちますと、塗装の艶が無くなっていきます。そこからさらに劣化が進んでいきますと、徐々に防水効果が低下していき、外壁のひび割れやコーキングの亀裂、さらには外壁から雨漏りが進行していくことになります。外壁塗装はそれを防ぐ効果があるのですが、どうしても気になるのが外観です。お家の外観は、外壁によって大きく左右されるといっても過言ではありません。外壁の色合い一つで、そのお家の印象は大きく変化します。そのため、塗装の前には塗料の色に付いても考えなければいけません。
そこで用いられるのが色見本です。色見本を見れば塗料の種類ごとに色を確認する事も可能ですが、その使い方には注意点があります。まず、小さな色見本では、色合いが違って見えてしまいます。実は全く同じ色でも、小さいものは濃く見えて、大きいものは薄く見えるという現象が発生します。そのため施工後に「思ったより色が薄い」と感じる人は多いようです。そのため業者によっては、大きめの色見本を用意したり、実際に試し塗りするというサービスを用意しています。また、屋外と屋内とでは色合いが異なるということもあります。外壁塗装の話し合いは屋内で行われる事も多いですが、屋内と屋外とでは光源が異なるためです。
色見本が役に立たないわけではありませんが、それだけで理想の色を選択するのは難しいかも知れません。理想の色の外壁が手に入るように、真摯に相談に応じてくれる業者にご依頼ください。
