外壁や屋根の塗装は、住宅の劣化を防ぎ、寿命を伸ばすために必用な作業です。内容にもよりますが、住宅の防水性を高め、雨漏りなどから守ってくれます。しかし、新築された住宅では7~8年、以前塗装を行った住宅であれば10年ほど経過すると、塗装によってできた皮膜が剥がれ、住宅がダメージを受けやすくなります。例えば、外壁にできたヒビを放置していると、ドンドン広がっていきます。予算の関係で修繕ができなくても、塗装をすることで被害を最小限に抑えることができます。塗装をせずにヒビを放置していると、大雨や台風が起きたとき雨漏りを招きます。一度雨漏りを起こすと、様々な2次被害、3次被害を引き起こすことになるのです。これは外壁だけではなく屋根にも言えることです。しかし、屋根と外壁では塗装の耐久年数も変わってきます。なぜなら、屋根は外壁と比べると直射日光による紫外線や、風雨にさらされることが多く、過酷な環境下なため、塗装の劣化が早いのです。そこで、最初に塗装を塗り直す際には屋根の塗装に耐久年数の良いものを使いましょう。例えば、外壁に10年、屋根に13年の耐久年数を持つ塗装剤を使用すれば、ちょうど同時期くらいに塗り直しが必要になります。常に同じ塗装材を使っていると、そのたびに施工時期にずれが生じ、いつ塗装すればいいかわからなくなるのです。なので、屋根と外壁で塗装剤を分けることで、次回の施工時期を調節し、同じ時期に塗装するようにすると良いでしょう。
